2021年2月14日 (仮訳)ロシア新産の植物着生の稀産種、Physarum lakhanpaliiおよびPh. lenticulare Vlasenko, AV. et al., 2019. First records of rare epiphytic species Physarum lakhanpalii and Ph. lenticulare for Russia. Turczaninowia. Available at: http://turczaninowia.asu.ru/issue/view/395 [Accessed February 14, 2021] 【R3-08143】2021/2/14投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ロシア、ノヴォシビルスク州からロシア新産種としてPhysarum lakhanpaliiおよびPh. lenticulareを報告した。 前者は植栽のヤマナラシ属樹木、後者はヤナギ属の生木樹皮からそれぞれ湿室法で得られた。 両種についてSEM観察を含む形態学的検討を行い、記載文および写真などを掲載した。 (ロシア新産種) Physarum lakhanpalii Nann.-Bremek. & Y. Yamam. 【よく似た種との区別】 Physarum auriscalpium(ツレゴフクロホコリ) 胞子のサイズの範囲が重なる 本種と異なり子実体が淡黄色ではなく橙色、黄褐色、または稀に緑色 本種と異なり胞子が帯ワイン褐色ではなく淡褐色~暗褐色 本種と異なり子嚢壁が2層ではなく1層からなる Physarum decipiens 胞子のサイズの範囲が重なる 本種と異なり子実体が淡黄色ではなく鈍黄色~明黄色または橙色、黄褐色で幼時緑色 本種と異なり胞子が帯ワイン褐色ではなく淡紫褐色、暗褐色 本種と異なり子嚢壁が2層ではなく1層からなる (ロシア新産種) Physarum lenticulare Nann.-Bremek. & Y. Yamam. 【よく似た種との区別】 Physarum album(シロモジホコリ) 子嚢のサイズの範囲が重なる 胞子表面が疣状で時により顕著な疣が集まりをなす 本種と異なり子嚢が盤状~レンズ形で時に臍状なのではなく球形~レンズ形で上部が凹む 本種と異なり柄が暗色ではなく頂部が白色、基部がさび褐色 本種より胞子のサイズが小さい 本種と異なり胞子が褐色ではなく淡紫色 Physarum javanicum 子嚢のサイズの範囲が重なる 本種より子実体の丈が高い 本種と異なり子嚢が盤状~レンズ形で時に臍状なのではなく倒円錐形~洋独楽形で頂部が窪むか臍状 本種と異なり柄が暗色ではなく帯灰白色で下部が暗色 本種と異なり柄が基部で細まるのではなく上部で細まる 本種より胞子のサイズが小さい 本種と異なり胞子が褐色ではなく紫褐色 本種と異なり胞子表面が疣状で時により顕著な疣が集まりをなすのではなくほぼ平滑 Physarum pezizoideum 胞子のサイズの範囲が重なる 本種より子実体の丈が高い 本種より子嚢のサイズが大きい 本種と異なり子嚢が盤状~レンズ形で時に臍状なのではなく扁平な盤状~皿形 本種と異なり柄が暗色ではなく帯赤褐色 本種と異なり胞子が褐色ではなく淡紫褐色 本種と異なり胞子表面が疣状で時により顕著な疣が集まりをなすのではなく小刺状でより顕著な刺が集まりをなす